更年期には漢方が有効
一般的に更年期障害は、ある特定の器官だけにトラブルが起こるわけではありません。
たとえば、ホットフラッシュと冷えという一見相反するような症状が同一の人に同時多発的に起こるケースもあります。
体全体の調子をととのえることによって、症状を緩和させるという漢方医学の考え方は、更年期障害のようにたくさんの症状があちらこちらに出てきてしまうような病気には、たいへん向いていると言えます。
漢方薬は副作用の心配があまりないので、手軽に飲むことができます。
更年期に使われる漢方は基本的にはほかの薬と併用しても問題ありませんので、今現在、ほかの薬を服用している人も安心して飲むことができるのではないでしょうか。
しかし念のため、今ほかの薬を服用中の方は主治医に確認しておくことをおすすめします。
また、漢方薬だけに頼らず、規則正しい食事と運動を心がけて、ストレス解消をじょうずに行い、体力、気力を補うこともたいせつです。